DeepLを使ってみる

相変わらず作業の能率が悪く,人の半分の量の仕事しかできていない.年々,論文を出すことのハードルが高くなってきている.

最近,人間はただ長く生きているだけでは,上達していかないことの方が多いのだと実感している.特に英文作成能力がそうである.英語表現の多くが記憶から消えていく.英作文にはものすごいエネルギーが必要だ.

いつの間にやら、ポータブルの自動翻訳機やスマートフォン上の翻訳アプリが充実してきている.たまにカンニングをするような気分でネット上のgoogle翻訳などを使ってみたりしては、「まだちょっと、使えないかな、」という気がしていたが、偶然見つけたDeepLはちょっと違う.使えそうな気がする.作成した英文の出来具合を確認する上でも、役に立ちそうだ.

 

ということで、衝動的にDeepL Proの無料お試しサービスに申し込んでしまった。

「最初の請求書は、無料体験期間終了後の2021/09/03に発行されます」とのこと.

Starter プランで、年払い 一ヶ月750円 

 

課金されることを忘れないようにしておかないと!

DeepL API

システマティック・レビュー&PRISMA声明

自分の専門分野だとあまり聞かない用語だが,最近,ときどき目にするので,調べてみた.

ステマティックレビューとは:

「システマティックレビュー(系統的レビュー)とは、現存する文献の徹底的なレビューを行い、定式化した課題について論じるものです。このレビューでは、明瞭で再現性があり、バイアスを最小限に抑えた方法を用いて、課題に関連する研究のエビデンス(科学的根拠)について、系統的な検索、特定、選択、評価、統合を行います。システマティックレビューは、研究成果の情報源として最良のものと考えられています。システマティックレビューは、エビデンスに基づいて研究が行われる医学分野では紛れもなく重要ですが、その他の分野でも、非常に価値があるものとみなされています。」

若手研究者のためのシステマティックレビューの書き方指南

 

ステマティックレビューを書くならば,PRISMA声明に従う必要があるとのこと.

PRISMA

 

医療系分野の研究において行われることが多いようだ.「ヘルスケアに関する知識や意思決定を強化するための強力なツールとなる」と,コクランの説明にある.

 

メタアナリシスは,システィマティックレビューの一部と考える研究者もいるらしい.

沢山の「他の研究者の研究」を読んで,分類して,統計とって,考察するのに,多大な時間を費やすことになる.それこそAIにやってもらって,自分の研究を進める時間に費やしたいが,そうすると,既にやられている研究だったりするのかも知れない.

 

今後も,どういうものなのか,自分の研究分野でも行われるようになるのか,チェックしていきたい.

「認知科学」関連の出版が増えている!?

記憶力が少しずつ衰えてきているようだ.記憶の衰えは知力の衰え,知力の衰えは思考力の衰えへと続いていくのだろうか.

だからこそのMnemonicなのだが,日常の作業に追われてすっかりご無沙汰だ.常勤職についてからこの6年の間に,新しいことを学ばなくなった.手持ちの駒で姑息に勝負していたが,もうそれも限界だ.論文が出せない.紀要やProceedings, 学会発表止まり.かなり深刻な状況だ.心機一転.学び直しの時期だ.

最近,職場の専門外の同僚から,「認知バイアス」という言葉をよく耳にする.また,「あの人はちょっと認知に問題があるんじゃないの?」などという会話も耳にする.あれ,いつの間にか「認知」という言葉が普通に使われるようなったのか?「シミュレーション」しかりである.「あたなの使っている認知って,どういう意味ですか?」と定義を尋ねたくなってしまうが,まあまあまあ.単なる予測みたいなものを「シミュレーション」とやたらに使いたがる人もいる.「どんなモデルを想定しているのですか?」といじわるな質問をしたくなってしまうが,そこも,まあまあまあ.なのだ.

最近,「認知科学」とか「認知」と名前のついた一般書が数多く出版されていることに気づいた.2014年くらいから増えてきているようで,2020年に出版されたものでは以下の3冊が目に止まった.

 

イラストで学ぶ 認知科学 (KS情報科学選書)

認知バイアス 心に潜むふしぎな働き(ブルーバックス

表現する認知科学(「認知科学のすすめ」日本認知科学会) 

 
「イラストで学ぶ」シリーズが出てきたのだから,本格的に一般化しつつあるのだろう.開けて見ると,認知心理学脳科学情報工学,という内容だ.領域横断的に研究を進めていく分野とあるのだが,個人の小さい研究室で進めていくのは難しい.
 
書籍のタイトルに,「非認知能力」「認知脳科学なんて言葉も使われている
 
「非認知能力」:non-cognitive ability, non-cognitive skill
「非認知的能力とは、例えば、目標に向かって頑張る力、他の人とうまく関わる力、感情をコントロールする力など」とある.
アメリカの教育界で指摘されてきたそうだが,その考え方の適用については議論が続いているらしい.

 Non-cognitive skills: Definitions, measurement and malleability

 https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000245576

 
情動知能のように,測定は難しそうだ.
 
その他,日本認知科学会が,新曜社から「認知科学のすすめ」シリーズを出している.どれか読んでみようか.

 

 
 

 

うつ病のTMS治療、だって

TMS(Transcranial magnetic stimulation)と言えば、自分の知っている限りだと、認知心理学認知神経科学の実験研究で、課題遂行中にある部分の神経活動を操作し、関連領域のマッピングを試みるのに用いるということ。

自分も使ってみたいな、でも、倫理審査が大変だろうな、などと思ったことがある。

その、同じTMSが、うつ病の治療に使われるようになってきているらしい。さらに、この6月から(2019年)、反復性経頭蓋磁気刺激法(rTMS)を用いたうつ病治療が保険適用されることになったという。どんな過程でうつ症状が改善されのか、今後、少しずつ追っていきたい。

SDGsって、何だ?!

いつも間にやら、SDGsなんて言葉が頻出するようになっている。

Sustainable Development Goalsの略で、持続可能な開発目標というらしい。

2001年に策定されたミレニアム開発目標MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標、とある。

エシカル消費 Ethical consumptionl 、という言葉と一緒に良くでてくるみたいだが、じゃ、エシカル消費って何か、っていうと、英国から始まった活動で、「買うことで環境や社会問題の解決に貢献できる商品を買い、そうでない商品を買わない消費活動のこと」らしい。何だか、偽善者の匂いがする。

だいたい、何がEthicalなのか、誰が定義するのか、その曖昧さは誰にでも想像つく.

お題目を唱えるのが上手な企業や団体に踊らされそうだ。さて、その実態は如何に。

 

www.ethicalconsumer.org

なんか、くじらも食べちゃダメだとか言いそうな団体だ。

 

Mast Asia "幕張メッセで武器見本市" 6/17-6/19

武器輸出三原則から、「防衛装備移転三原則」へ。

日本製の武器の輸出を積極的に進めるようになってしまった?!

と、日本共産党某市の議員団

幕張メッセでの武器見本市に反対する会」もやってるらしい。

死の商人へのソフトランィングか。

知らない間にじわじわ。

MAST Asia 2019, Chiba, Tokyo | MAST | Maritime/Air Systems & Technologies

 

 

エフォート 2%

20日、21日ともに、

AM 5:30 起床

一時限目があるため、強制的に起きる。

授業、世話、授業、会議、雑用、事務で、ほぼ一日終わり。
論文執筆、はかどらず。

学内紀要共著の話をすすめてしまったので、余計な手間に。
何で、良いこそうなことをしてしまうのか。

自分のことに集中すれば良いのに。
なぜ、余計な業務を増やしてしまうのだろう、しかも自ら。

承認欲求?
情けない。

やっぱり、この2冊を読まないと駄目か。

書籍詳細 - なぜあなたは論文が書けないのか? | メディカルレビュー社
書籍詳細 - なぜあなたの研究は進まないのか? | メディカルレビュー社

いや、これらを読んでいる暇があったら、文献一つでも読めばよいのだか、、、。
なかなかモチベーションアップが難しい。

自分で考えてみる。
何故、論文に手をつけるのが後回しになるのか?
雑用を先に終らせてしまおうとするのか?