イヌは飼い主に協力しない人物を嫌う

 イヌが、自身の利益につながらない場面で、感情的な社会的評価をすることが示された、という研究.
人間に都合良く解釈すれば、「飼いイヌは、飼い主の見方」、ということだろうか。
 それはそうでしょう、「家の子は、いつも私の見方よ、私の嫌いな人には餌をもらわないわ、」というイヌ好きが沢山いそうだ。
それにしても、こうやって科学論文になってしまうと、「家の子は、家族の一員」という飼い主の意識を誰も否定できなくなってしまう。
 イヌを飼ったことのない身としては、「忠犬ハチ公」の話を思い浮かべてしまう。

http://openscienceworld.jp/dogs-avoid-people-who-behave-negatively-to-their-owner/

新学術領域研究「共感性の進化・神経基盤」(代表:長谷川寿一)の計画研究「共感性の系統発生」の援助を受けた研究で、
Chijiiwa, H., Kuroshima, H., Hori, Y., Anderson, J. R., & Fujita, K. (2015). Dogs avoid people who behave negatively to their owner: third-party affective evaluation. Animal Behaviour, in press.
に載るらしい。

確かに、多くの人が感心を持ちそうな研究結果だ。

そんなロボットを作ろうとしている人たちの成果も、お待ちしています。